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米公演で創作バレエを披露し、観客を魅了したNS琉球バレエ団

 【ウトゥ・カカジ通信員】NS琉球バレエ団(長崎佐世団長)は3月24日、米首都のスミソニアン・アメリカ美術館で海外初公演を行った。西洋バレエと琉球の空手や古武道、神楽(かぐら)を融合させた創作バレエは会場いっぱいの客をくぎ付けにした。

 今回の訪米団員は14〜22歳の19人の女性。ガラスの天井から日が降り注ぐ中庭特設舞台で、次々に衣装を変えた団員が入れ替わりで現れ、こだまする太鼓の鼓動とともに「若獅子」「与那国の猫小」「江佐節」など、10曲の創作バレエを披露した。棒術やヌンチャクを使った踊りでは引き締まった表情と気迫あふれる演舞を見せた。

 長崎さんは「基本はバレエで、バレエの成績が良くなければ(琉球バレエ団には)入れない。乱れ始めたらすぐ入れ替わり、きちっと覚えてから戻ってきてもらう」と厳しさも見せる。振り付けから衣装のデザイン、縫製まで全てを手掛けるという。

 公演の企画に携わった沖縄出身のマリオ・アズマ・バロガさんは「前回のウチナーンチュ大会での出会いがきっかけで関わることになり、ここまでこぎ着けた。実現できてとてもうれしい」と話した。

 同バレエ団はその後フロリダ州に向かい、3月28日にオーランド市のディズニーワールド、31日にタンパ市でも公演した。