沖縄総合事務局が、タクシー事業者の申請を受けて、本島地区と離島地区のタクシー運賃の改定手続きを進めている。本島の事業者は普通車の初乗り(1・75キロメートル)運賃を560~660円に引き上げるよう申請。値上げは認められる見通しで、7月中にも値上げ幅や新運賃の上限などが公示され、早ければ8月にも実施される。

タクシー 現在の運賃と審査する申請内容

タクシー 現在の運賃と審査する申請内容

 改定申請は本島は2006年以来9年ぶり、離島は07年以来8年ぶり。

 運賃改定は、申請事業者の保有台数が全体の7割を超えた場合に審査が始まる。23日現在、本島では98事業者(2962台)中、82事業者が申請済み。離島では43事業者(501台)中、26事業者が申請した。両地区とも申請済みの事業者の保有台数の合計は8割を超えている。

 改定後、現在の小型車と中型車は「普通車」に統合される。本島の普通車は初乗りが運賃560~660円、加算運賃は313~372メートルごとに80円で申請。事業者は9・08~29・29%の増収になるという。

 離島の普通車は初乗り(1・167キロメートル)が480~570円、234~404メートルごとに70~90円の加算で申請されている。事業者は8・93~24・51%の増収となる。

 改定で、事業者の経営基盤強化や、乗務員の労働環境の改善を目指すほか、普通車への統合による分かりやすい運賃体系を示す。

 総合事務局は今後、関係者への意見聴取や改定幅を審査。担当者は「現状から考えると改定になる見込み。妥当な運賃の改定幅を探っていきたい」と語った。