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  • 沖縄のバスとゆいレールが中国で「1日フリー乗車券」を販売
  • 乗車券以外に各種割引や土産物の有料配送サービスなどの特典
  • 首里城周辺をターゲットに開始し、将来的には全県網羅を目指す

 沖縄バス(中山良邦社長)と沖縄都市モノレール(美里義雅社長)、沖縄ヤマト運輸(赤嶺真一社長)は2月から、中国本土で「手ぶら周遊観光・1日フリー乗車券」の販売を始めた。沖縄県内の公共交通機関が海外で旅行商品を販売するのは初めて。沿線の企業などとも連携し、利用者には各種割引が適用されるほか、有料で土産品などの配送サービスもある。観光客に公共交通の利用を促し、異業種広域連携で周辺施設への誘客や手ぶら観光を推進する。

中国本土で販売している1日乗車券のサンプル(沖縄バス提供)

 「フリー乗車券」は、ゆいレールと沖縄バスの首里城下町線の1日乗車券のセットで、260元(約4600円)で販売。首里城近辺を周遊する観光客にターゲットを絞り、モノレール首里駅から路線バスに乗り継ぎを促し、首里城周辺への誘客を目指す。

 乗車券には旅行のモデルプランが記載された冊子も同封されており、首里城や各駅周辺の町並み、周辺施設が紹介されている。首里琉染、瑞泉酒造との連携で割引特典を設け、購入した土産物を沖縄ヤマト運輸がホテルなどへ配送するサービスも担う。

 レンタカーが利用できない中国本土の旅行客を中心に、公共交通機関を活用した観光プランを推進する。将来的にはモノレールと県内バス路線全域を網羅した商品展開を目指す。

 県内では増加する外国人観光客の個人旅行化が進み、レンタカー利用が急増する一方、公共交通機関の利用は限定的となっている。(政経部・久髙愛)