高校野球の第63回県春季大会(3月20日~4月2日、北谷球場ほか)の組み合わせ抽選会が23日、北中城村立中央公民館で行われ、参加61チームの対戦カードが決まった。上位4チームに与えられる夏の沖縄大会のシード権を懸けて熱戦が繰り広げられる。

組み合わせのくじを引き、番号を告げる各校の主将=北中城村立中央公民館

開邦の鈴木心主将

組み合わせのくじを引き、番号を告げる各校の主将=北中城村立中央公民館 開邦の鈴木心主将

 昨年の県秋季大会4強の八重山、興南、那覇商業、嘉手納がシードされた。嘉手納以外は2回戦から登場する。

 1回戦から実力校同士の好カードがそろった。優勝争いは昨秋覇者の八重山、準優勝の興南を軸に混戦が予想される。

 Aブロックは、秋8強の前原と新人大会8強の宮古が初戦で顔を合わせる。コザ-美里工業も注目だ。八重山をはじめ、秋8強の八重山商工など実力校がひしめく。

 Bブロックは秋4強の嘉手納と8強の宜野座が1回戦で激突する。浦添工業-浦添商業、那覇-小禄の近隣校対決も見どころだ。

 Cブロックの興南は糸満-陽明の勝者と2回戦を戦う。与勝-未来沖縄は昨夏1回戦の再現となった。

 Dブロックの沖縄尚学-石川は1回戦屈指の好カード。秋初戦敗退の雪辱を期す沖尚に、前チームの主力の大半が残る石川が挑む。シード那覇商は秋の4強超えを狙う。

 開会式は3月20日午前9時から北谷球場で行い、開邦の鈴木心主将が選手宣誓する。優勝チームは第138回九州大会(4月23~28日・長崎)に出場する。

 部員不足のため、南部農林と南部商業は連合チームで出場する。辺土名と伊良部は出場しない。

■記憶残る宣誓に開邦の鈴木主将

 「会場にいる人だけでなく、高校野球ファンの記憶に残るような宣誓がしたい」。選手宣誓を希望する28人の中から、当たりくじを引き当てた開邦の鈴木心主将は意気込みを語る。

 昨夏の選手権沖縄大会で、チームの儀間敦生前主将の宣誓を目の当たりにし「人を引きつける力強さがあった。自分も後に続きたい」と思っていたという。

 今年は県高校野球連盟60周年。戦後70年に触れた先輩同様「歴史を受け継ぐ気持ち」を込めるつもりだ。