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  • ハリス米太平洋軍司令官が普天間移設は2025年になると発言した
  • 日米の計画より2年遅く「責任は工事を進められない日本にある」
  • 移設完了まで使用を明言し日本政府の言う5年内停止を否定した形

 【平安名純代・米国特約記者】日本が米軍普天間飛行場の移設を望み、われわれはそれを承諾した。日本を防衛するのが米側の義務であるように、基地を提供するのは日本の義務だ-。米上院軍事委員会が23日に開いた公聴会で、ハリス米太平洋軍司令官は、普天間返還の遅れは辺野古移設を進められない日本に責任があり、辺野古移設が完了するまで普天間の使用も継続するとの見解を明示した。

米軍普天間飛行場

 「われわれの課題は、日本の責任である普天間代替施設の建設を成し遂げることだ」

 サリバン上院議員(共和、アラスカ州選出)に、日本との課題を問われたハリス氏は、普天間の代替施設建設のさらなる遅れは「日本の責任」と繰り返し、辺野古移設が完了するまで「(普天間所属機は)普天間での運用を継続する」と明言した。

 予算の承認権を握る米議会の批判の矛先が米軍に向かぬようハリス氏が弁明に終始したのは、公聴会前のマケイン委員長との面談が影響していた。

 ハリス氏と面談したマケイン委員長は、埋め立て承認をめぐる訴訟で移設計画が再び停滞する可能性を懸念。日本政府が普天間の5年以内の運用停止要請を明確に否定しない点にも率直に不満を表明し、「2025年が限度だ」と率直に伝えた。

 「25年(まで)に終えるとみなしている」

 ハリス氏は米軍幹部として初めて新たな移設完了時期を公式の場で表明した。