「なにしろ1億円。金額の話ではないが、大変感激している」。桑江朝千夫沖縄市長は市内で春季キャンプをしているプロ野球広島東洋カープからの寄付に驚き、喜んだ

 ▼エース前田健太投手を獲得するために大リーグのドジャースが広島に払った譲渡金の一部。球団からは「長年の恩返し。地元のみなさんに還元してほしい」と話があったという

 ▼沖縄市はスポーツコンベンションシティ宣言のまち。使い道は「これから」だが、スポーツ振興など地域活性化の観点から慎重に検討するとしている

 ▼先月、広島が利用するコザしんきんスタジアム近辺の飾り付けに協力していた少年野球や新体操教室の子どもたちの姿を思い出す。彼らがスポーツを存分に楽しめる環境整備のために使うのも一つの案か

 ▼沖縄市は「こどものまち宣言」もしている。例えば、先日市内であったシンポジウムで講演した幸重忠孝さんが活動する滋賀県では、「子ども食堂」を広げるために、1モデルの立ち上げに最長3年間で合計40万円の助成があるという。沖縄市内の小学校16校区に一つずつ整備することは可能だろうか

 ▼空高くコイのぼりが泳ぐ季節にはまだまだ早いが、子どもたちが夢を高く掲げられるようになるために、コイの力が生かされるのも、すてきなことではないかと夢想している。(安里真己)