観光施設の企画・運営を手掛ける沖縄どきどきツアーズ(名護市、木村房祥社長)は名護市世冨慶に、自然体験型観光施設「ヤンバルンチャー」の整備を進めている。大型四輪駆動車ハマー、荒地の走行が可能なバギーで山林を駆け、ガイドの解説付きでユニークな植生を楽しみ、学ぶ。4月上旬のオープンを予定。オーストラリアで同様のツアーを展開する親会社のノウハウを活用し、観光・地元客を含め、年間約1万人の集客を目指す。

ハマーとバギーを使った自然体験をPRする沖縄どきどきツアーズの木村房祥社長(右)、鳥居信司企画管理部長(左)、土地を所有する松田強さん=名護市世冨慶

ハマーとバギーを使った自然体験をPRする沖縄どきどきツアーズの木村房祥社長(右)、鳥居信司企画管理部長(左)、土地を所有する松田強さん=名護市世冨慶

(政経部・長浜真吾)

 施設名はヤンバルとアドベンチャーを組み合わせた造語。面積は約4万6500平方メートル、サッカーグラウンド約8個分。浦添市でバイクショップを経営する松田強さんが所有し、モトクロスバイクのコース「イマナゴ クロスフィールド」として利用。昨年11月、木村社長が松田さんに構想を説明、具体化した。

 ツアーはガイド付きの自然体験に加え、モトクロスコースの走行が楽しめる。車両価格約1千万円相当の米国製ハマー2台、4輪バギー10台をそろえ、どちらに乗るか選べる。料金は約1時間で、1人5千~6千円を想定。県出身を含め、6人のガイドで対応。旅行社との商談も進めている。

 自然体験エリアにはヒカゲヘゴや月桃、オオタニワタリ、自生ランなどが茂る。沖縄では見慣れた植物だが「沖縄では当たり前の光景が、観光客にとっては魅力的に映る。例えばサンニン(月桃)の葉でムーチーを作るなどの話題も、付加価値になる」(木村社長)。

 親会社どきどきツアーズはオーストラリアのケアンズなどで約10種の自然体験ツアーを展開し、年間延べ約10万人を集客。やんばるの自然はケアンズに劣らないといい、今後は星空観察などのナイトツアーも企画予定。ガイドの質を高め、ファミリーやカップル、外国人客など幅広いニーズに対応していく考えだ。

 木村社長は「楽しみながら学び、感じてほしい。青い海だけではない、沖縄の新たな魅力を発信したい」と話している。

 問い合わせは木村社長、携帯080(4044)4870。