重要無形文化財「琉球古典音楽」保持者(人間国宝)の島袋正雄(しまぶくろ・まさお)さんが24日午前1時10分、肺炎のため、うるま市内の病院で死去した。95歳。東村慶佐次出身。告別式は28日午後2時から3時、那覇市天久1192の1、那覇葬祭会館本館で。喪主は長男の均(ひとし)さん。

島袋正雄さん

 島袋さんは1951年から歌三線を本格的に学び始め、宮平三榮、幸地亀千代の両氏に師事。67年に東京の国立劇場完成を記念して開催された琉球芸能公演にも出演するなど、県内外で広く活動した。

 2000年に同じく歌三線の照喜名朝一氏とともに沖縄の伝統芸能で初めて人間国宝に認定された。

 歌詞の意味を自ら解説する独特のスタイルの独演会などを重ねて技芸を磨きながら、野村流の工工四を200曲以上録音、古典音楽の普及と継承に尽力した。

 05年から伝統組踊保存会会長も務めた。09年には地謡として国の重要無形文化財「琉球舞踊」保持者にも認定された。