那覇市の松山公園にある久米至聖廟(しせいびょう)(孔子廟)への土地の無償提供は憲法で定める政教分離に違反し、同市が使用料を請求しないのは違法とした那覇地裁の判決に対し、同市は福岡高裁那覇支部へ控訴する方針を固め、市議会に議案を提案している。市議会臨時議会の建設常任委員会(上原快佐委員長)は24日、賛成6人、退席3人で同意した。27日の臨時議会本会議でも同意される見通し。

(資料写真)久米至聖廟

 市側は「至聖廟は教養施設で宗教的施設ではない」と改めて主張するほか、地裁が「一般公開されていない」と事実認定した啓聖祠(けいせいし)は市民や観光客に公開されていること、宗教的な儀式とした「釋奠祭禮(せきてんさいれい)」は琉球王府が公費で賄う国家的祭礼だったという歴史的な側面なども新たに主張する方針。