沖縄県八重瀬町の獅子舞や棒術の実演家ら25人の「県八重瀬伝統獅子舞芸能団」は25日、ベトナムで開かれる国際的な芸能祭「フエ・フェスティバル」に出発した。

ベトナムの国際的な芸能祭「フエ・フェスティバル」へ出発した県八重瀬伝統獅子舞芸能団。「ベトナムで、ばんみかせ!」の掛け声で記念撮影に収まる=25日、那覇空港

 那覇空港で開かれた結団式では新垣安弘町長が「仕事をやりくりして町を代表して参加する。見事に演じきった体験を報告してもらえる場をつくりたい」と励ましの言葉を贈った。芸能団の神谷武史団長は「地元の民俗芸能を海外に送り出し、後に続く子どもたちが取り組んでいてよかった、自分たちも守っていこうという気持ちにつなげたい」と応えた。

 フエ・フェスティバルは2年に1度、ベトナム中部の古都・フエで「文化遺産の統合と発展」をテーマとして1週間、世界20カ国以上の芸術団を招いて開かれる。2000年から、ことしで10回目。沖縄ベトナム友好協会(鎌田隆会長)によると、見物客は国外からだけで約20万人に上る。

 県八重瀬伝統獅子舞芸能団は今回、国内から唯一招かれた。一行は同日夜にフエ入り。27日の開幕式典に臨み、28日は顔見せパレードに加わる。29日に19世紀から残る宮殿王宮前で本公演。5月1日、沖縄に戻る予定。