富裕層を対象にしたクルーズ船会社「ドリームクルーズ」(本社・香港)が造船中のクルーズ客船「ゲンティンドリーム」が2017年から、那覇港と宮古島の平良港に定期運航を予定していることが26日、分かった。クルーズ船は「ラグジュアリー層」「プレミアム層」「カジュアル層」に分類され、プレミアム層の船が沖縄に定期運航するのは初めて。

沖縄県内に定期就航を予定している「ゲンティンドリーム」の完成予想図(スタークルーズ社ホームページより)

 計画によると、県内に就航するのは17年4月からの中国・広州発着。毎週火曜に平良港、水曜に那覇港に入る予定で、9月までの半年間で両港それぞれ26回の寄港が見込まれている。現在CIQ(税関、出入国管理、検疫)態勢などについて各港湾関係者らと調整を進めている。

 ドリームクルーズ社はエンターテインメント事業などを手がけるGENTING HONG KONG(ゲンティン香港)が運営する船会社。ゲンティン香港はスタークルーズ社も傘下に持つレジャー事業会社。

 新たな客船のターゲットは現在定期運航しているスタークルーズ社よりもワンランク上のプレミアム層が対象で、販売価格も3割ほど高い設定になっている。船は16年11月に完成予定。

 同船は船体が15万トン級で、5400人が乗船可能の大型船。那覇港の専用バースに寄港できない可能性があり、貨物船専用バースへの接岸も視野に調整を進める。平良港は接岸できないため、沖合に停泊して専用ボートで旅客を港まで運ぶ手法が検討されている。(政経部・久高愛)