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辺野古新基地、地盤が軟弱か? 専門家「マヨネーズ並みの軟らかさの可能性」指摘

2018年4月30日 08:00

 【東京】沖縄等米軍基地問題議員懇談会(会長・近藤昭一衆院議員)が26日、国会内であった。地盤工学の鎌尾彰司日本大学准教授は、新基地建設が進む名護市辺野古の大浦湾側が軟弱地盤である可能性を示し、「地盤改良が必要となる」と指摘。その場合、工期も2~3年は延びる可能性もあるという。

大浦湾が軟弱地盤のため「地盤改良の必要がある」と指摘した鎌尾彰司准教授=26日、国会内

 鎌尾氏は地盤改良に関して、軟弱な砂や粘土が堆積する谷地形を「詳細に調査する必要がある」と指摘。その上で、軟弱地盤とみられる地点に建設される大浦湾側のケーソン式護岸は、「幅200~300メートル、延長600メートルほどの地盤改良をしないと安全な構造物はできない」と推測した。

 また、沖縄防衛局の環境影響評価書(環境アセス)で、「地盤改良は滑走路や誘導路の下部だけになっている」と説明。護岸部分だけではなく、埋め立て区域も谷地形が広がっているとみられ、大浦湾側の広い範囲で地盤改良が必要となる可能性も指摘した。

 沖縄防衛局が2014年から2年間実施したボーリング調査で、大浦湾側の護岸建設現場にある2地点は、土の硬さを示す指標「N値」がゼロで、非常に軟らかい数値となっている。

 防衛省は「地盤の強度はN値だけで判断できない」として、他の室内調査などを含めて地盤改良の必要性を判断する考えを示している。

 これに対し鎌尾氏は、「専門家が一番参考になるのがN値。これを度外視して、万が一構造物が壊れたときには誰が責任をとるのかという話になる」と話し、防衛省の対応を疑問視した。

 鎌尾氏は本紙取材に「羽田空港の埋め立て工事でも地盤がマヨネーズ並みの軟らかさだと言われたが、それに匹敵する可能性がある」と話した。

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