世界自然遺産登録に向け、環境省などに助言する「奄美・琉球世界自然遺産候補地科学委員会」の研究者や事務局の約40人が28日、沖縄県の国頭村の森林地帯を初めて視察した。

国頭村の担当者(左)から林業の説明を受ける研究者ら=国頭村

 与那覇岳周辺の希少な動植物を観察したほか、ヤンバルクイナ生態展示学習施設などを訪問。国頭村や地元のNPOから林業や自然に親しむプログラムの説明を受けた。

 環境省は世界遺産登録の前提となる「やんばる国立公園」を7月にも指定する。土屋誠委員長(琉球大名誉教授)は「まだハードルは残っている。遺産地域の周辺を含めた保護や管理の在り方を地元と話し合っていきたい」と述べた。

 米田健副委員長(鹿児島大名誉教授)は「利用と保全のバランスが取れた、世界遺産の先駆的な事例になってほしい」と語った。