沖縄県内求人情報誌ジェイウォームを発行する冒険王(那覇市、佐和田安行代表)がまとめた「県内求人誌に見る平均賃金データブック2016」によると、15年と比較した賃金は時給、月給ともに平均賃金、最低賃金が増加した。同社の佐和田洋子取締役は「(法に定められた)最低賃金の上昇とともに、県内でも時給、月給が上がる傾向がある」と分析している。

2012~16年の賃金推移(時給と月給)

 データブックは15年10月~16年1月までの県内求人誌3誌に掲載された177職種の17業種、3880社を対象に業種別の平均賃金や最低賃金、最高賃金を時給と月給で算出。正社員やパート・アルバイトなど雇用形態別に表示している。

 「その他」を除く16業種で月給の平均賃金が上がったのは9業種。「IT・コンピューター関連」が19万6974円で前年比1万3312円増。次いで「営業」が18万653円で9543円増、「コールセンター関連」が17万7305円で8602円の増加となった。

 12年から16年までの月給の業種別賃金推移をみると、12年には12~14万円台が10業種、15~17万円台が5業種、18万円以上が1業種だったのに対し、16年は12~14万円台が3業種、15~17万円台は10業種、18万円以上は3業種となり、賃金相場の上昇がみられた。

 時給の賃金推移では、毎年増加傾向にあるのは4業種。5年間の増加率は、「販売・サービス」が12・5%(92円)でトップ。「運輸・輸送(ドライバー)」が13%(94円)増だった。「観光」が8・3%(61円)、「飲食」の8・8%(62円)と続いた。

 データブックは1日発行。県内のコンビニエンスストアや書店で販売する。税別231円。2500部の販売を見込む。佐和田氏は「求職者の賃金選定の基準として活用してほしい」と語った。