仲村颯悟監督(慶応大学2年)の新作映画「人魚に会える日。」の“主題歌”をモンゴル800のキヨサクが担当している。キヨサクは映画の世界を大切にしたいと、あえて歌詞のないインストゥルメンタル楽曲「henoko blue」(ヘノコブルー)を書き下ろした。

仲村颯悟監督作品の魅力を語るモンゴル800のキヨサク=那覇市久茂地・沖縄タイムス社

 キヨサクは映画のメッセージや観客が考える余白を大事にしたいと考え、歌詞をつけるのをやめたという。仲村監督によると、映画のエンドロールで流れる同曲は観客から称賛の声が寄せられている。仲村監督も「本編にはまっている。さすがです」と話した。

 仲村監督はモンパチのアルバム「MESSAGE」(メッセージ、2001年)などに強い衝撃を受けた。モンパチのメンバーは1980~81年生まれ。「メッセージ」をリリースした時期は、現在20歳の仲村監督と同世代。2014年夏に、大学生主体で行われた映画撮影の現場でもモンパチの曲は流れていた。仲村監督は沖縄を発信し続ける姿勢に刺激を受けているという。

 キヨサクも仲村監督について「誰も見たことのないものをつくろうとしている」と話し、「行動力、発信力、巻き込む力が強い」と評価した。

 「人魚に会える日。」は桜坂劇場などで上映中。東京、大阪、名古屋などでの全国公開も決まっている。