神話は神話であって歴史的事実ではない。だが神話の背後には、その神話によって正当化される政治権力や、民族集団によって担われる世界観が存在する。吉成直樹の『琉球王権と太陽の王』(七月社)が取り組むのは、そのような神話の解読を通じた、琉球王国の黎明(れいめい)期への接近である。

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