【ベトナムで堀川幸太郎】県八重瀬伝統獅子舞芸能団(沖縄県)は29日夜、ベトナムの国際芸能祭「フエ・フェスティバル2018」の本公演に臨んだ。日本から唯一招かれた八重瀬町の民俗芸能は注目され、一時は観客600人以上が集まった。そばの4車線道路も2車線が約400メートルにわたって、バイクに乗ったまま止めて見る人で埋まり、パトカーが来るほどだった。

国旗の翻るベトナム最後の王朝・グエン朝王宮前で、静と動を際立たせて舞う八重瀬町友寄の獅子舞=29日、同国フエ

 フエ市にある世界遺産でベトナム最後の王朝・グエン朝王宮前の舞台に、八重瀬町友寄の獅子舞が現れると歓声で応えた観客。勇壮な町発祥の「汗水節」の群舞や緊迫感に満ちた町小城の棒術に見入った。歌三線の「花」は、会場も一緒に歌い出した。

 県芸能団の締めは町志多伯の獅子舞。舞い手の先輩が「今回一番の出来」と評した躍動感を見せた。フエの獅子舞団「大儀堂」とも共演。公演後、八重瀬の獅子2頭は客席に降り、頭をかんでほしいなどのリクエストに応えた。