沖縄県内の県立高校で1日、卒業式が開かれた。豊見城南高校では、3年の上原滉貴(ひろき)さん(18)が花道で、保育園児8人から出迎えを受けた。職場体験で園を訪ねた後、約1年5カ月間ボランティアとして通い続け、4月から県内の専門学校に進学する。親しい園児から花束の祝福を受け「子どもに愛される保育士になりたい」と誓った。

園児から花束を手渡される上原滉貴さん=1日、豊見城市翁長・豊見城南高校

 上原さんは2年生の時、那覇市高良のつばさ保育園(屋我誠園長)で3日間、職場体験を行った。「笑顔で寄ってきた子どもたちが忘れられなかった」という上原さんは、ハンドボールの部活をやめ、園に頼み込んでボランティアを始めた。

 平日は放課後から午後6時まで。土曜は朝から園で折り紙や粘土遊びなどで子どもと触れ合った。井植(いのうえ)海翔(かいと)ちゃん(6)は「すもうやプロレスをいっしょにしてくれた」。大本爽(さわ)ちゃん(5)は「ひろきにいちゃん、きょうも来てよね」と上原さんの手を握った。

 子どもたちから花束を手渡され、はにかんだ表情の上原さんは「たくさんの元気をもらった。進学しても園を訪ねたい」と晴れの日を喜んだ。