【豊見城】那覇市小禄にあった聖マタイ幼稚園で不発弾が爆発し4人が死亡した事故は2日、42年を迎える。豊見城市に移転した同園で1日、事故を語り継ぐ「平和の祈り」が開かれ、園児や職員ら約140人が昨年建立された記念碑の前で平和を願った。

 式典では、幼い園児に事故の様子や催しを開く目的をかみくだいて説明。事故の原因となった戦争が起きないように平和を守ろうと祈った後、賛美歌を歌った。20分ほどの式典中、子どもたちはしっかりと話を聞き涙をぬぐう姿もあった。

 記念碑建立から1年。事故当時は4歳や5歳だった元園児や遺族ら10人ほどが県内外から訪ねて、涙を流し祈りをささげたという。

 事故から5年後に採用された真栄城美子園長(62)は「私たちができることは事故を忘れないこと。普通の生活ができる社会にしないといけない」と話した。

 事故は1974年、園の外塀沿いで行われた工事中に発生。園のひな祭りへ遊びに来た3歳の女児、作業員などが亡くなった。