県産品の海外輸出を手掛ける琉球物産貿易連合(豊見城市、高良守社長)が、県内6酒造所の泡盛を豪州へ定期的に輸出する準備を進めている。高良社長によると、豪州へはこれまで本土商社を介して少量が輸出されてきたが、県内で通関を経て運び出されるのは初めてという。

豪州へ輸出する泡盛のケースを運び出す準備をする作業員ら=浦添市・琉球物流伊奈武瀬倉庫

 初出荷は10日を予定。久米仙酒造、崎山酒造廠、崎元酒造、瑞泉酒造、宮の華、新里酒造の17銘柄を計128ケース分輸出する。輸出額は約240万円。

 現地でテストマーケティングをして商品を絞り込み、数量を2~3倍に増やし3カ月ごとに輸出する計画。売り上げは2018年が800~1千万円、19年以降は2千万円を目指す。

 輸出先は在留邦人が経営する酒類販売業者。度数高めの蒸留酒を好む白人の需要を狙い、泡盛に目を付け、自ら蔵元を訪ねて商品を選定したという。

 泡盛の海外輸出を巡っては国が主導する「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」が始動している。高良社長は「泡盛出荷量は減っているが、海外は可能性があるのでは」と語った。