県観光振興課は2日、県内での麻疹(はしか)流行の影響による旅行客のキャンセル数が同日までに573件、3558人に上ると発表した。前回集計の4月27日から84件、1370人増えた。

那覇空港に掲示された「はしか流行」を観光客らに伝えるポスター=4月29日、那覇空港国内線旅客ターミナル(下地広也撮影)

 内訳は旅行社からの報告が200件2396人で、ホテルから8件78人。海外からは台湾の351件421人、香港の9件194人、中国の3件6人となっている。大規模な国際会議のキャンセルを含むその他が2件463人。

 また、県地域保健課は2日、県内で新たにはしか患者3人が確認されたと発表した。4年ぶりに3月下旬に確認されてから合計85人になる。新たな患者は名護市の1歳男児と同市の40代女性、糸満市の30代男性。1日にはしかの疑いのある22人を検査し、3人の感染を確認した。

 また、県は感染症患者の発生について米海軍病院の公衆衛生担当者と情報交換している。米軍人と家族はMMR(はしか、流行性耳下腺炎、風疹)の混合ワクチンの接種を徹底しているといい、今回の県の対応に合わせて生後6カ月~1歳未満の乳児への接種も推奨している。1日までに確認された米軍関係者1人以外の患者の報告はないという。