菓子製造のファッションキャンディ(宜野湾市、知念律子社長)が開発した「琉球泡盛BonBon」が人気を集めている。県内の全46酒造所の泡盛の新酒に古酒も加えた57銘柄を使った豊富な品ぞろえが受け、バレンタインデー商戦の1カ月間で1千万円以上を販売。男女問わず、幅広い年齢層から支持を得ているといい、通年販売に切り替え、売り上げを伸ばしている。(政経部・照屋剛志)

古酒で作った「古酒泡盛BonBon」

贈答用として人気の琉球泡盛BonBon48個入りをPRする城間専務(左)と稲嶺万里係長=宜野湾市のファッションキャンディ

古酒で作った「古酒泡盛BonBon」 贈答用として人気の琉球泡盛BonBon48個入りをPRする城間専務(左)と稲嶺万里係長=宜野湾市のファッションキャンディ

 琉球泡盛BonBonは、離島を含む県内の全46酒造所の各泡盛46銘柄を使って製造。泡盛の風味が引き立つよう特別な海水を使い、キビ糖を混ぜることでコクも出した。コーティングしているカカオ70%のビターチョコの苦味が、芳醇(ほうじゅん)な泡盛の味や香りと合うという。

 1個から選べる楽しさや、全酒造所の泡盛がそろったインパクトが人気を集め、売り上げは好調に推移している。各銘柄のラベルを再現し、チョコを包んだことで、若い女性客が「インスタ映えする」と撮影し、SNSで話題にもなった。

 1個220円で、48個入りはきり箱に入って1万3千円。贈答用として48個入りを複数購入する客もいるという。古酒を使った「古酒泡盛BonBon」は銘柄が11種類で、3個入り1050円(いずれも税抜き)から。

 1月14日から1カ月間のバレンタイン商戦では、大阪の阪急百貨店、ファッションキャンディ宜野湾本店、サンエー那覇メインプレイス店で販売。既存の売れ筋商品を上回る1100万円を売り上げ、トップになったため、販売期間を延長。同社宜野湾本店とメインプレイス店で取り扱っている。

 開発に携わった城間敏光専務は「琉球泡盛のブランドを最大限に生かすため、全ての酒造所の銘柄をそろえることにこだわった」と説明。全酒造所にそれぞれ手紙を送り、仕入れにこぎ着けた。

 「泡盛は県外でも認知度が高い。泡盛全体の販売増にもつながれば」と話した。