沖縄県北中城村大城区の国指定重要文化財中村家住宅の屋敷内に「ヤマモモ」(ヤマモモ科)がたわわに実り、赤、赤紫に熟している。同家の中村・ヒューバー和恵さん(51)によると「幼少の頃から木があったので樹齢は分からない」という。野鳥が枝から枝へと移り、実をついばんでいた。

たわわに実ったヤマモモ=1日、北中城村大城区・中村家

 同家の土産品店の従業員は「昨年は大粒でかごいっぱい収穫し、泡盛に漬けてモモ酒を造った。今年はやや小粒。樹勢が弱ったのかな。高さもかなりあるので、剪定(せんてい)しなくちゃ」と話していた。

 方言でムム、ミジムムと呼ばれ、かつて中城村の南上原一帯の野山では数多く見られた。シーズンになるとグミ、野イチゴとともに子どもたちのおやつだったが、近年は宅地造成などで自生のヤマモモはほとんど見られなくなった。(翁長良勝通信員)