夢はエルビス・プレスリー-。小学生の兄妹ユニット「Ryu&Coco」の比嘉琉貴君(12)=那覇市立真地小6年=と心美(ここみ)さん(9)=同4年=は、大人顔負けの演奏とダンスでオールディーズを披露し人気を博している。1950~60年代に米英でヒットしたオールディーズの魅力を、多くの人に伝えたいという2人。「プレスリーみたいに、みんなを勇気づけたい」と夢を膨らませる。5日はこどもの日。

オールディーズのナンバーを披露する比嘉琉貴君(右)と心美さん=4月28日、那覇市・繁多川公民館

 琉貴君はギターとボーカル、心美さんはボーカルとダンスが担当だ。2人がオールディーズに出合ったのは6年前。小学校になじめなかった琉貴君が、母陽子さんに連れて行ってもらったのがライブハウスだった。エレキギターのサウンドと華やかなダンスに「ビリビリって、体に電撃みたいなものが走って、僕もやってみたいと思った」と振り返る。

 小3からはライブハウス専属ギタリストの指導を受け、憧れのエレキを始めた。そばで見ていた心美さんも興味を持つようになり、2人で練習を積んだ。振り付けは自己流で、心美さんは「お兄ちゃんと相談して、曲を色でイメージしている」と笑う。

 昨年、北谷町のライブハウスで初ステージを踏んだ。琉貴君はリーゼントで決め、心美さんは母の手製のドレスで華やかに登場。大好きなプレスリーやザ・ベンチャーズのナンバーで観客を沸かせた。

 2人のパフォーマンスは評判を呼ぶ。ライブハウスや地域のイベントのほか、最近では公演を見た高齢者から「懐かしくて元気になる」と、デイサービスの施設からも出演依頼が増えているという。

 琉貴君は「年代や国境を超えて、みんなに愛されるミュージシャンを目指したい」、心美さんは「聴いた人が笑顔になるような歌手になりたい」とそれぞれ夢を語った。 6日は北谷町のライブハウスモッズに出演する。問い合わせはモッズ、電話098(936)5708。(社会部・渡慶次佐和)