太平洋戦争中、米軍機から撮影された空襲などの映像を大分県宇佐市の市民団体が4月29日、報道陣に公開した。カラーとモノクロで計約12分間に、読谷村にあった日本軍の読谷飛行場などに無数の弾が落とされる様子が記録されている。読谷村の集落などの被害も写されていた。団体は「映像をきっかけに、なぜ戦争が起きてしまったのか深く考えてほしい」としている。

読谷飛行場の誘導路脇に駐機されている双発機が機銃掃射されている様子=1945年、読谷村(豊の国宇佐市塾提供)

 団体は「豊の国宇佐市塾」で、米国立公文書館から入手した映像を解析し、撮影場所などを特定して公開する活動を続けている。

 団体によると、今回の映像はいずれも1945年に撮影され、読谷飛行場のほか、茨城県神栖市や大分市、宮崎県都城市、鹿児島県・徳之島などにあった日本軍の飛行場への攻撃が収められている。このほか、岐阜県各務原市や神戸市の航空機工場が爆撃される様子があった。

 映像は5月12日に宇佐市の教覚寺で一般公開される。