沖縄県うるま市のみどり町児童センターで1日、子どもたちに食事やおやつを提供する子ども食堂「スマイルカフェ」がオープンした。児童館を利用する子どもと地域の大人たちが一緒に楽しみながら作った料理を、訪れる小中学生や高校生に提供する。みんなで食卓を囲むことで、特定の子どもが引け目を感じないよう工夫されている。

スマイルカフェで沖縄そばとおにぎりを食べる子どもたち=1日、うるま市・みどり町児童センター

 初日は午後のおやつの時間、沖縄そばとおにぎり、ホウレンソウのおひたし、差し入れの総菜が並んだ。数人の子が野菜のカットやおにぎり作りを手伝った。

 開店を告げる館内放送が流れると、遊んでいた小学生が次々と食堂に集結。「しに、腹へったー」「大盛りにして」「みんなで食べるとおいしいね」「安心してください、もう食べてますよ」などと言いながら、にぎやかに食卓を囲んだ。地域の中高生も訪れ、何杯もお代わりする子もいた。約50人が利用した。

 運営スタッフの高江洲美穂さんは「自分の子育てで児童館に助けられた分、できることで役立ちたい。子どもたちが食べる姿を見て、立ち上げまでの不安が吹き飛んだ」と喜んだ。

 3月は県の「子どもの貧困実態調査事業」の委託で15回開催予定。平日はおやつ、土曜や春休み期間は昼食を提供する。4月以降は毎週土曜に昼食を作る。

 山城康代館長は「利用者の中には休みの日に1人で食事する子や気になる中高生も多い。子どもがほっとして本音を話せる居場所になるよう、長く活動を続けていきたい」と話した。