沖縄市が計画を進めているサーキット場「モータースポーツ多目的広場」の有力候補地として、市倉敷の市有地・旧倉浜ごみ処理場跡地(1万5千平方メートル)を選定したことが7日、分かった。市によると、沖縄県内自治体の中でモータースポーツ施設の建設は初。舗装された施設としては県内最大規模となる。本年度中に基本設計・実施設計を策定する方針で、2020年度に建設工事に着手、同年11月の供用開始を目指す。(中部報道部・比嘉太一)

沖縄市が進めるサーキット場「モータースポーツ多目的広場」の整備イメージ図(沖縄市提供)

沖縄市が進めるサーキット場「モータースポーツ多目的広場」の整備イメージ図(沖縄市提供)

 市企画部プロジェクト推進室が作成した「同広場整備計画調査業務報告書」で明らかになった。市は17年度の予算で約800万円計上し3月に同報告書を作成。建設に関する予算の規模は決まっておらず担当者は「基本設計・実施設計を経て具体的に決める予定だ」と説明した。市は施設整備により、滞在型観光促進や雇用創出につなげたい考えだ。

 候補地には旧知花ゴルフレンジ跡地(私有地)や市倉敷の市霊園から南側に位置する米軍提供施設(市有地)の計3カ所が浮上。選定された旧倉浜跡地は、敷地が整地しやすく施設配置なども効率的にできることなどが高評価だった。

 一方、旧知花ゴルフレンジ跡地は私有地であることに加え、住宅街が近いことや市霊園から南側の場所は米軍提供施設であることが欠点となり、評価が低かった。建設地は今後関係機関や地元自治会などと調整し、正式に決定する。

 同報告書によると、旧倉浜の敷地面積は2万4千平方メートルで、その内1万5千平方メートルを広場として使うことを想定。

 レースを展開する「舗装路面ゾーン」、観覧スペースや研修施設などの「施設ゾーン」、競技者や観覧者などの車が約100台収容できる「駐車場ゾーン」の三つに区分けし、モータースポーツの振興を目指す。