那覇少年鑑別所に2017年に入所した少年少女で、アンケートに回答した118人のうち「飲酒経験あり」と答えたのは115人に上ることが分かった。前年の16年と同様の傾向で、非行と飲酒の密接な関わりが改めて浮き彫りになった。鑑別所は「少年を取り巻く厳しい環境が続いている」と指摘している。

初発飲酒年齢と習慣開始年齢

 少年鑑別所の入所者に対するアンケートは15年に始まり、16年分から調査結果が公表されている。

 17年分で「飲酒経験あり」と答えたのは回答者の97・5%。うち約3割に当たる35人が、飲酒して暴行や窃盗、飲酒運転などの非行に及んだ経験があると回答した。

 初めて飲酒した年齢は平均12・8歳で、最も早い人は6歳。飲酒が習慣になっていたのは105人で習慣化した年齢は平均15歳、早い人は12歳で4人だった。

 飲酒した理由(複数回答)で最も多いのは「周りとの付き合い」71人。「お酒が好き」47人、「飲み会の雰囲気が好き」39人だった。飲酒のきっかけは「友達に誘われて」43人が最多だった。

 「誰と飲酒しているか」(複数回答)の設問では「友達」100人、「先輩・後輩」68人、「親」も5人いた。

 鑑別所は「飲酒が少年たちの人間関係をつなぐツールの一つとなり、日常生活の一部になりつつある」と分析。「子どもだけの問題ではない。周囲の大人たちがしっかりと子どもに向き合っていくことが大切だ」と指摘した。

 少年非行や親子関係などに関する相談はなは法務少年支援センターまで。電話098(868)4650。