【北中城】青年会活動でエイサーに携わる北中城村の若者たちが、東日本大震災の被災地にエイサー隊を派遣しようと奔走している。昨年末、村青年連合会のメンバーを中心に「村東北エイサープロジェクト実行委員会」を発足。8月に宮城県と福島県を訪れ、夏祭りなどに出演する予定だ。「エイサーを通して、元気とゆいまーるの心を届けたい」と練習に励んでいる。(中部報道部・松田麗香)

8月の派遣に向け練習に励む実行委員会のメンバー=北中城村島袋公民館

 同実行委員会は、北中城村青年連合会長の金城光さん(30)の呼び掛けで昨年12月に立ち上がった。2011年6月から被災地で炊き出しなどのボランティアをしてきた金城さんは、活動当初から「被災地の人にエイサーを見てほしい」と考えていたという。

 しかし「押し付けになってはいけない」との葛藤から、行動に移せずにいたが、現地と交流を続ける中で地元住民から「エイサーが見てみたい」と声が掛かった。震災から5年目に、実現に向けて動きだした。

 実行委は、被災地でボランティア経験のある青年会OBや、参加したいと名乗りをあげた島袋青年会のメンバーら40人で構成。被災地滞在中はエイサーを披露するだけでなく、震災被害や現地の防災活動について学び、沖縄での青年会活動にも役立てる考えだ。

 派遣には旅費や太鼓の運搬など約500万円が必要。タオルなどのグッズ販売や企業へ寄付金を募り、現在、費用を賄うために走り回っている。金城さんは「本気のエイサーを見てもらい、遠く離れた沖縄からも応援していると伝えたい」と話した。

 支援金についての問い合わせは金城さん、電話090(6857)2404。