翁長雄志県政の与党的立場の県内政党などでつくる参院選沖縄選挙区の候補者選考委員会(座長・新里米吉県議)は9日、那覇市内で会合を開き、昨年9月に擁立を決めていた元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)で7月予定の参院選に挑む方針を全会一致で決定した。選考委は月内にも伊波氏の後援会や選挙母体の組織づくりを協議する。

伊波洋一氏

 選考委内では伊波氏が選対本部長代行を務めた宜野湾市長選候補が敗れたことを受け、参院選候補者の再考を求める意見があった。

 新里座長は会合後の会見で伊波氏の擁立を決定した理由について「(名護市辺野古の新基地建設問題など)現下の政治状況を考えた時に(辺野古反対の)『オール沖縄』がまとまる意義を確認した」と説明した。

 協議が難航したものの全会一致で決定した背景には、昨年9月に一度正式に伊波氏の擁立を決定したことに加え、7月参院選まで4カ月と時間がなく、与党県議が6月に県議選があり、新たな候補者の選考が困難な状況があった。

 参院選沖縄選挙区には現職で沖縄担当相を務める島尻安伊子氏(51)が自民公認で立候補を決定している。