女子ゴルフの米ツアーに参戦する宮里美香(26)がリオデジャネイロ五輪日本代表の座を射程に捉えている。最新の世界ランキングは日本人トップの36位で、出場条件の日本勢2番手以内につける。「国を代表してプレーするのは誇り。いつも以上に緊張すると思うが、雰囲気を楽しみたい」。アマチュア時代から世界と渡り合ってきた26歳が大舞台へと突き進む。(粟国祥輔)

五輪出場への意欲を語る宮里美香=残波GC

 今夏のリオ五輪で112年ぶりに復活するゴルフは、7月11日時点の世界ランキング上位2人が各国の代表になる。日本勢は41位の野村敏京が2番手、42位の大山志保が3番手につける。

 現時点で最も五輪に近い宮里は「意識しすぎてもよくない。ベストな状態で一つ一つの試合で結果を残すしかない」と意気込む。

 2008年のプロ転向後、低い弾道のパンチショットを武器に難コースを攻略してきた。逆風に負けないショットは、海岸に近く強い海風が予想される五輪のコースで生きる。「どういう状況でも対応できるショットを持っているつもり」と自信を見せる。

 米ツアー参戦8年目。五大メジャーが最高峰の大会との認識は変わらない。常に日本の代表としてプレーしていると自負する。

 それでも五輪には特別な思いがある。「ウエアに日の丸が入ると体が反応する。そういう雰囲気が好きで、力を発揮しないといけない場面でどんどん出てくるタイプ。そこはすごく自信を持っている」と話す。

 今季は5戦を終え、開幕戦15位に入った。「これまでシーズン序盤で成績が出せなかっただけに、結構いい滑り出し」と手応えは上々だが、「ここから7月までが勝負」と引き締める。

 8日、沖縄に一時帰国した。「海外で気を張り詰めている分、帰ると素になれる」と鋭気を蓄えた。

 「沖縄のジュニアの子にもっと海外へ目を向けてほしい。冒険って一度は必要。それをできる環境をつくっていきたい」。沖縄から世界へ、宮里の挑戦が続く。

 リオデジャネイロ五輪ゴルフ出場枠 リオ五輪は男女各60選手がストロークプレーで争う。出場できるのは男女とも国・地域ごとに原則2人まで。世界ランキングの五輪出場対象選手で15番目以内がいれば最大4人となる。7月11日付のランキングで日本の2番手以内が条件。