米保険大手のAIGグループ傘下のアメリカンホーム医療・損害保険(東京)の事業縮小に伴い、那覇市内のコールセンターで働く正社員137人の離職が生じることに9日、対象となる従業員からは戸惑いの声が上がった。正社員に切り替えられて2年足らずの離職に不安を募らせる一方で、すでに次の就職先を見つけたという冷静な声もあった。

 同社は2014年4月に全従業員を正社員化した。「これからも安心して働けると思っていたのに」。30代女性は率直な思いを打ち明ける。その上で、会社の再就職支援には不満はないとし「退職金もあり、業務内で就職活動もできる」と話した。

 仕事を終え会社から出てきた別の30代女性は「退職は痛手だけど、次の就職先のめどは立った」と冷静。会社には4年ほど勤めた。提示された就職先は条件が違い、自分で新しい働き先を見つけたという。

 同社の広報担当者は異動後の待遇について「対象の営業部署は成績に応じた歩合給があったが、営業外の部署に移行する人は、給与が減る可能性もある」と説明。雇用支援を実施する沖縄労働局の担当者は「会社と連携して、まずは3月中に離職者の意向調査を実施したい」と語った。