プロ野球の人気球団、巨人の不祥事が止まらない。スター選手だった清原和博容疑者が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、世間に衝撃を与えたばかりだ

▼9日、賭博したことを認め自ら会見した高木京介投手(26)は涙を浮かべて謝罪し、口裏合わせやうその供述を明らかにした。昨年10月に賭博が発覚してから、高木投手で4人目となった

▼検察出身の熊崎勝彦コミッショナーは12球団全選手の再調査を指示したが、身内が身内を調査することの限界もありそうだ。警視庁が賭博した元選手らを任意で事情聴取しており、問題が収束する気配はない

▼プロ野球選手は野球の技術や体力面はもちろん、収入も一般人とは比較にならない。全国の球児らのあこがれの的だ。巨人の那覇キャンプでも、多くのファンや少年野球チームが声援を送っていた

▼手本となるべき選手の失態は、どう映るだろうか。だが、巨人のロッカールーム内ではギャンブルが「日常的」に行われていたというから問題の根は深い。内部調査でうみを出し切れないなら、司直に委ねる方法もあるのではないか

▼巨人は監督が交代し「一新」をスローガンに掲げている。それに泥を塗るような今回の事態。もうすぐ開幕だが、それまでに鍛え直すべきは、賭博は犯罪だという社会人としての常識かもしれない。(玉寄興也)