久米島の海洋深層水など県産素材を使った化粧品の製造・販売を手掛けるポイントピュール(久米島町、大道敦社長)のシャンプーなど3商品が、マレーシアハラルコーポレーション(MHC、東京、アクマル・アブ・ハッサン代表)から12日付で、イスラム教の戒律を守っていることを示す「ハラール」の認証を受けた。県内業界では初という。イスラム教徒(ムスリム)観光客の増加を見込み、県内のホテルなどに売り込んでいく。

シャンプーなど3商品でのハラール取得をPRする大道社長=那覇市安里の直営店「琉球コスメハウス」

 認証を受けたのはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ。マレーシアの認証基準をベースに、日本の現状に合わせた「ローカルハラール」を取得した。イスラム教では豚やアルコールが禁じられているが、同社製品の原料は植物由来が多く、ハラールの考え方と近かった。

 同社はハラール取得に向け、久米島町内の工場に専用の充てん機など製造ラインを設置。イスラム教の作法に沿って洗浄し、製造責任者を配置するなど約170万円を投じた。初年度は年間400万~500万円の売り上げを見込んでいる。

 今月16~18日、東京ビッグサイトで開かれる国内最大の健康産業ビジネストレードショー「健康博覧会2016」でハラール取得をアピールする。大道社長は「ムスリム市場は伸びしろが大きい。観光客向けにはハラール食だけでなく、シャンプーなどのアメニティーグッズも重要なサービスだ。将来は海外展開も目指していく」と話している。