沖縄県内で、米兵による犯罪は相次いで起きている。1972~2014年の刑法犯認知件数は5800件を超え、うち強姦事件は129件、147人が摘発された。県警が昨年、一昨年にまとめたデータを比較すると、米兵関与の刑法犯が増加したことが分かる。

 1995年に本島北部で起きた暴行事件はその後、日米両政府が殺人・強姦容疑で起訴前の身柄引き渡しができるよう合意。しかし事件は続き、2012年10月には本島中部で2人の米兵による暴行事件が発生した。在日米軍は基地外での飲酒などを制限する行動指針を実行に移したが、14年12月の緩和後は、飲酒絡みの事件が連続して起きた。

 県警によると1972~2014年、米軍人や軍属らの刑法犯は5862件発生。直近の2年間では、14年に凶悪犯(殺人、放火、強盗など)に当たる強姦が1件発生、粗暴犯などを含めると刑法犯総数は29件。15年は強姦事件はないものの強盗3件、刑法犯全体の総数も前年から5件増の34件に上り、内訳をみると、軍人の摘発件数が21件とほぼ倍増した。