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  • 最近、米兵による酒絡みの事件が那覇市内で頻発している
  • 本島中北部の米兵には「那覇は監視の目が緩い」との意識がある
  • 飲酒運転を防ぐホテル宿泊推奨が、より悪質な犯罪を招く形に

 沖縄本島中北部の基地に所属する米兵による酒絡みの事件が最近、那覇市内で頻発している。今年に入り、いったん終息傾向にあったが、再発防止に歯止めがかからない実態が浮き彫りになった。

那覇市の国際通りにあるクラブから出てきた米兵ら=2015年6月

 昨年5月から6月にかけての約1週間で那覇署が逮捕した米兵は7人。いずれも強盗致傷や酒気帯び運転などの悪質な行為だった。ほとんどが本島中北部から那覇に足を運び、犯行前にクラブやバーで飲酒していた。米兵らには「那覇は気楽」「監視の目が緩い」との意識がある。

 捜査関係者の一人は「発生する米兵事件の多くが酒気帯び運転」とした上で「続発していた事件が一時ストップしたのは、飲酒後のホテル滞在や運転代行の利用を勧められていたからだろう」と分析。

 別の捜査関係者は「酒気帯び運転を防止するための策が、より悪質な犯罪を発生させた。あってはいけないことだ」と憤る。

 沖縄弁護士会の新垣勉弁護士は「基地外での飲酒を制限するなどの規制を講じなければ、米兵犯罪は根本的に防止できないのではないか」と指摘した。