19日午前8時半ごろ、沖縄県名護市の西海岸に生きているクジラが打ち上げられていると、発見した市民から沖縄美ら海水族館に連絡があった。見つかったのは体長5メートル弱のコビレゴンドウクジラで、成獣のオスとみられる。

海岸に打ち上げられ、沖縄美ら海水族館の動物管理チームに確保されるクジラ=19日、名護市の西海岸

 同館の動物管理チームが同9時20分ごろ到着した時、クジラは消波ブロックの手前に横たわり、自力で遊泳できない状態だった。血を流しながら背びれや尾びれを動かしていたという。

 同チームは、クジラの呼吸を確保するために体勢を変えさせ、体調の回復を見守った。クジラは午後2時ごろ、水族館を運営する沖縄美ら島財団がチャーターした漁船で引かれ、沖合で放された。元気に泳いでいったという。

 同財団総合研究センターの河津勲上席研究員は「打ち上げられた原因は分からないが、打ち上げられた際にショック状態になり、泳ぎを止めてしまったことが考えられる」と話した。