那覇市内で13日未明に起きた米兵による女性暴行事件を受け、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会(高里鈴代、糸数慶子共同代表)は15日、県庁で記者会見し、被害者への十分なケアと米軍の県内撤退を求める要求書を発表した。安倍晋三首相やオバマ大統領ら日米両政府の関係機関責任者に送付する。

米兵による暴行事件に抗議する基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の高里鈴代共同代表(左から3人目)と糸数慶子共同代表(同4人目)ら=15日午後、県庁

 要求書では「楽しかったはずの観光が、一夜にして恐怖と屈辱感に陥れられた」と女性の心身の傷に思いをはせた上で、容疑者の米兵が名護市辺野古のキャンプ・シュワブ所属だったことを指摘。シュワブゲート前では2年近くにわたり、辺野古沿岸部への新基地建設への抗議行動が続いていることから「駐留米軍に人権意識が欠如し、抗議行動への認識が皆無であることを表している」などと憤っている。

 さらに事件について「個々の兵士の犯罪に留まらず、駐留軍隊全体の構造的暴力だ」と強調。被害女性のプライバシーが守られ、心身の十分なケアがはかられることや全米兵の基地外行動の禁止、日米地位協定の抜本的改正など5項目を求めている。