高校野球の第98回全国選手権沖縄大会第10日は16日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝2試合が行われる。第1試合は共に初の4強入りした嘉手納と那覇西が対戦する。

嘉手納 大蔵宗元監督

嘉手納 大石哲汰主将

那覇西 山城和也監督

那覇西 赤嶺由生郎主将

小禄 野原潤一監督

小禄 銘苅梨氣主将

美里工業 神谷嘉宗監督

美里工業 松川剛大主将

嘉手納 大蔵宗元監督 嘉手納 大石哲汰主将 那覇西 山城和也監督 那覇西 赤嶺由生郎主将 小禄 野原潤一監督 小禄 銘苅梨氣主将 美里工業 神谷嘉宗監督 美里工業 松川剛大主将

 嘉手納はエース仲地玖礼が3回戦の興南、準々決勝の八重山商工にいずれも1失点完投し、4強の原動力になった。那覇西はエースの赤嶺由生郎が今大会唯一、4試合を完投。防御率1・26と安定し、試合をつくった。

 第2試合は共に打撃が好調な小禄と美里工業が戦う。美里工は毎試合二桁安打と振れており、チーム打率3割7分は4強トップ。3投手の継投に加えて堅守も光る。一方の小禄も打率5割2分6厘の1番大城旭を筆頭に、上位に4割超え打者が並ぶ。準々決勝は16安打で11点を挙げた。

 試合開始は午前10時。最終日は17日、午後1時から同球場で決勝戦を行う。いずれのチームが優勝しても、初の夏の甲子園出場となる。各チームの監督、主将の意気込みを紹介する。

【嘉手納】 ここから本番

 大蔵宗元監督 3回戦、準々決勝と一つのヤマ場を超えた。ここからが本番だ。「前後裁断」の言葉通り、過去にとらわれず先を見過ぎず、今やるべきことに集中する。準決勝はどういう展開になるかは分からないが、打ってつなぐ攻撃でホームを踏む回数を増やしたい。

■一番長い夏に

 大石哲汰主将 甲子園が近づいてきた。互いに「絶対に行こう」と声を掛け合い、気持ちを切り替えて集中力も高まっている。興南、八重山商工と甲子園出場経験のあるチームに勝ち、彼らの思いを背負ってここまで来た。優勝への思いはどこよりも強い。沖縄で一番長い夏にする。

【那覇西】積極性を出す

 山城和也監督 初の4強に惑わされず、やるべきことを冷静にやり切ってほしい。嘉手納は打撃力があり、「負けてたまるか」という気持ちも伝わる。声の掛け合いや気持ちで負けないで、積極性を出すしかない。ダイビングキャッチなど守備の好プレーで波に乗りたい。

■泥くさく戦う

 赤嶺由生郎主将 嘉手納の今の3年は1年生大会を制しており、打撃がいい。実力は相手が上なので、どう戦うかをしっかり確認したい。多くの人に応援してもらい、周囲の期待を感じている。4強の中で一番力がないのは分かっている。チャレンジャー精神で泥くさく戦う。

【小禄】つないで得点

 野原潤一監督 九回裏2死になっても、試合終了まで絶対に諦めるなと選手たちに伝えてきた。下位打線でも点が取れるように打順を組んでおり、粘り強く、つなぐ野球で得点に結び付けたい。失点も覚悟の上。点を取られても平常心を保ち、それ以上の点を取り返して勝利する。

■最少失点抑える

 銘苅梨氣主将 一戦一戦勝ち上がることを目標に、チャレンジャー精神で挑んでここまで来た。ベンチ入りメンバーだけでなく、スタンドの応援団も含めてチームが一つになっている。準決勝は乱打戦になるだろうが、自分たちの野球をしっかりやり、最少失点に抑える。

【美里工】強気でプレー

 神谷嘉宗監督 チームの特長である機動力を生かし、1点を着実に重ねることができれば勝機は見えてくる。「攻めの守備」など勝負どころで強気のプレーを出せるかどうかに懸かっている。平常心でいることを選手たちに求めたい。小禄の上位打線を警戒している。

■打撃が上り調子

 松川剛大主将 一戦一戦を大事にプレーすることが甲子園行きを決める絶対条件だ。小禄は打撃がいい印象なので、打ち合いを避ける展開に持っていきたい。相手打線にゴロを打たせてアウトを取りたい。チームの雰囲気が良くなっており、打撃の調子も上がっている。