那覇市在住の美術家で映像作家の山城知佳子さん(42)が、アジア太平洋地域のアーティストを対象とする「シグネチャー芸術賞2018」の賞候補者15組の1人に選ばれた。主催者のシンガポール美術館とアジア・パシフィック・ブルワリーズ財団が21日、発表した。

山城千佳子さん

 今月25日から9月2日までシンガポール国立博物館で開かれる展覧会で、山城さんの3画面の映像インスタレーション「土の人」(2016年)を含む15作品が展示される。授賞式が6月29日にあり、大賞(6万シンガポールドル)など各賞が発表される。

 山城さんは作品が生まれた「あいちトリエンナーレ」で関わり、今回も作品を推薦したキュレーターの服部浩之さんに感謝。「ドイツの劇場版と違って、アートに特化した本来の3画面がどう評価されるか。アートの力量が問われている」と気を引き締めていた。

 同賞は2008年にスタート。原則3年に1度開かれており、各国・地域の現代美術の専門家らがファイナリストの賞候補者を選出する。4回目の今回は範囲を中央アジアにも広げ、推薦された46カ国地域の計113組の作品から15組を選んだ。15組には日本から山城さんと第14回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞の田村友一郎さんの2人が入っている。