琉球王府時代より要人たちをもてなす「ジュリ」と呼ばれた遊女らが暮らし、独自の芸能・料理文化を発展させた辻村。那覇市辻にある辻村跡で13日、豊年と商売繁盛を願う「旧廿日正月(はちか・そーがち)豊年祈願祭」(辻新思会主催)があり、色鮮やかな衣装に身を包んだ女性たちが手踊り「じゅり馬」など奉納舞踊を披露した。

鮮やかな衣装で「じゅり馬」を披露する女性たち=13日、那覇市辻

 那覇三大祭りの一つで300年以上の歴史を持つ恒例行事。1672年の琉球王府による辻遊郭公設に始まる歴史から、公娼(こうしょう)制度を容認するものとして女性団体が批判、1989年から約10年間中止に追い込まれた。

 だが、地元などから伝統芸能の継承を求める声があり再開された。現在は県内の琉球舞踊研究会の女性たちが踊り手を担う。

 近くに住む饒平名知昇さん(80)は「30年前から来ている。きれいに化粧をした女性たちの踊りは見ていて飽きない」と話した。