国土交通省大阪航空局が那覇空港国内線ターミナル到着ロビー前にある停車帯の整備・延長を計画していることが22日、関係者への取材で分かった。観光客の増加に伴い、空港で送迎する車両の混雑の解消を図るためだ。2019年末までに、一般車両専用の停車帯を廃止し、観光タクシー36台分と、レンタカー利用者を送迎する車両20台分が待機できるスペースを確保する。(政経部・仲本大地)

観光客送迎のためレンタカー用の送迎車で混雑する那覇空港国内線ターミナル前=2017年8月、那覇市

観光客送迎のためレンタカー用の送迎車で混雑する那覇空港国内線ターミナル前=2017年8月、那覇市

 また停車帯を増やすことで送迎車やタクシーの乗車までの待ち時間の短縮も期待される。

 現在の停車スペースのうち、観光タクシーが14台分。那覇空港とレンタカー営業所を結ぶ送迎車が9台分となっている。

 観光客の増加に伴い、レンタカーや観光タクシーの需要が増えている。そのため観光客を待つレンタカー会社の送迎車やタクシーの台数も増加。しかし停車スペースが限られているため、ピーク時には多くの送迎車やタクシーで混雑し、渋滞も引き起こしている。

 送迎車の待ち時間も最大で60分かかり、利用者が停車帯まであふれていることが危険との指摘も出ていた。

 また、乗り降りのための停車帯に一般車両が長時間停駐車することが常態化しており、混雑の原因となっていた。

 関係者によると、工事は5月末から開始予定。観光タクシー専用の停車帯は、国内線ターミナル南側に11台分、北側に3台分。国内線ターミナルと国際線ターミナルの連結ターミナル(建設中)前に22台分を設ける。送迎車専用の停車帯は国内線ターミナル南側に3台分、北側に8台分設ける。

 一般車両の停車帯は廃止される代わりに、国内線ターミナル3階の出発ロビー前に集約するほか、新たに立体駐車場を増設する計画も検討されている。

 観光業界からは「混雑を緩和することで、空港利用客の安全の確保やストレスの軽減につながってほしい」などと期待する声が上がった。