年中無休で悩み相談に応じる「沖縄いのちの電話」に2017年に寄せられた電話相談は8648件(前年比399件減)で、このうち「自殺志向」の相談が1344件(同215件減)だった。相談件数は減ったが1件当たりの相談時間は増加したため、対応する相談員が慢性的に不足している。沖縄いのちの電話は担い手の育成に向け、カウンセリング公開講座の参加者を募集している。

沖縄いのちの電話相談件数

カウンセリング公開講座の受講を呼び掛ける(右から)長田清理事長、渡久山朝裕事務局長、仲地博巳運営委員長=16日、沖縄タイムス社

沖縄いのちの電話相談件数 カウンセリング公開講座の受講を呼び掛ける(右から)長田清理事長、渡久山朝裕事務局長、仲地博巳運営委員長=16日、沖縄タイムス社

 自殺志向の相談は、男性(468件)より女性(876件)が多かった。渡久山朝裕事務局長は「男性は苦しくても相談しない傾向がある。苦しい時は相談してほしい」と話す。

 いのちの電話は午前10時から午後11時まで相談を受けている。相談員がボランティアで月2回、1回当たり2~3時間のローテーションを組むが、人手不足で対応できないことがあるという。

 用意している2回線をフルタイムで維持するには約150人の相談員が必要だが、現在約80人と圧倒的に少ない。長田清理事長は「社会に力を還元したいと思っている方は、つながりを支える活動にぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。

 カウンセリング公開講座は6月7日から9月までの全15回、心の健康や支援方法などを学ぶ。講師は精神科医や大学教授らが務め、那覇市のカトリック安里教会ホールで毎週木曜日夜に開講する。

 対象は23~70歳。受講料は2万円。問い合わせは事務局、電話098(888)4747。