2010~14年の沖縄県内のインフルエンザによる死亡率が、全国で最高だったことが17日、分かった。5年間平均の10万人当たりの死亡者は1・24人で、最少の和歌山県0・46人の2・7倍だった。

都道府県別インフルエンザ死亡率

 国のデータを基に算出した沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科の高山義浩医長は「なぜ多くの重症者が出るかを考えるべきだ」と指摘する。死亡率が高い原因は不明だが、高山医長によると中部病院に入院する高齢者にはワクチン未接種が多い現状もあるという。県庁で17日に開かれた県地域医療構想検討会議で、高山医長が報告した。

 口から食べられない人が管で栄養をとる胃ろうを新たに造設した65歳以上の割合も、沖縄は全国平均2倍超で最高と紹介。「医療依存の傾向は高齢者の尊厳に影を落としている」と問題提起した。救急搬送による入院患者数が全国で最も多いデータもあり、県民が健康を保つ地域づくりの必要性を指摘した。