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  • 団体旅行が重なる際の「バス不足」は運転士不足が大きな要因
  • 閑散期の需要に合わせて雇用しているため、繁忙期に不足している
  • 調査者は新たな旅行商品の開発で閑散期の需要底上げを提言

 修学旅行や外国人の団体旅行が重なった際に発生する「バス不足」は運転士不足が大きな要因だったことが、17日に報告された沖縄県文化観光スポーツ部の貸し切りバス産業調査で分かった。那覇市内のホテルで開かれた報告会で、調査したJTB沖縄の池田洸一さんが報告した。

最近1年間の貸し切りバスの状況

 県内では貸し切り専業37社、兼業15社の計52社が貸し切りバスを営業している。調査には29社から回答があった。

 バス不足について、41・4%の事業者が「運転士数が足りない」と答え、10・3%が「バス台数が足りない」と回答した。

 2014年4月に始まった、時間と距離を合算して算出する新運賃制度の導入で、貸し切りバスの収益は増加傾向にあり、事業者の65%が貸し切りバスの収益が増えたと回答した。池田さんによると、専業会社の運転士の給与も増加傾向にある。一方で、採算が厳しい路線バスを抱え、バスを多く保有する兼業会社では給料が上がっておらず、専業会社に運転手が流れているという。

 常勤の雇用者数は閑散期の需要に合わせて雇用しているため、繁忙期に運転手が不足しているとした。

 池田さんは「新たなバス旅行商品などを開発して、閑散期の需要を底上げしていく必要がある」と語った。