豊見城中央病院(豊見城市上田、潮平芳樹院長)が国家戦略特区を使って、再生医療事業などを生かした医療ツーリズムの基盤構築に取り組むことが19日までに分かった。医療法の特例で、県の医療計画に定められている基準病床数とは別に事業の展開に必要な病床数を加える。24日にも東京で国と県、事業者による区域会議が開かれ、計画を決定する見通し。

 同病院は(1)再生医療(2)がんの放射線治療(3)軽度三角頭蓋の手術-の3事業で先進的な検診や医療技術の向上、観光産業発展による地域活性化を図りたい考え。再生医療で協定を結んでいる東京女子医大などとも連携する。2018年ごろの開院を目指し、市与根に新築移転を計画している。観光客の救急対応のため看護師ら医療スタッフの語学研修など医療ツーリズムの推進に向けた取り組みを強化している。

 県は「国際観光イノベーション特区」に指定されている。国家戦略特区法に基づき、これまで多言語観光案内版の設置など3事業が認定されている。