百貨店経営などを手掛けるリウボウホールディングス(那覇市、糸数剛一社長)は、台湾の大手百貨店・太平洋そごうと6月をめどに提携し、顧客向けポイントサービスの相互利用や物産展での連携など協力関係を構築する。台湾人観光客を取り込み、沖縄ブランドを強化。海外観光客の新たな誘客モデルとして確立したい考えだ。

百貨店リウボウの入るパレットくもじ=沖縄県那覇市

 太平洋そごうは、遠東グループ傘下の百貨店。同グループはポイントカード「ハッピーゴーカード」を手掛けており、台湾人観光客がリウボウで買い物をする際、ハッピーゴーカードを提示すると、ポイントを付与できるよう検討している。今後、リウボウ側のポイントカードも、台湾で使えるよう調整を進める。

 このほか、リウボウは太平洋そごうが7月末~8月上旬に台湾で開催する日本物産展に協力していく。洋菓子のエーデルワイス沖縄、アイスクリーム製造のフォーモストブルーシールの商品をはじめ、沖縄物産のブースを総合プロデュースする。他の百貨店のイベントに協力するのは異例という。

 糸数社長は「そごうとの提携によって、台湾での認知度やブランド力が高まる。物産展での協力は、リウボウの取引企業にとっても、海外展開の足がかりになる」とメリットを強調する。

 リウボウは、新ブランドの導入や店舗改装を積極的に進めている。糸数社長は「高品質な商品を扱い、エンターテインメント性の高さを発信していく。さまざまな仕掛けを駆使し、インバウンド誘客のモデルとして確立したい」と話している。