【福田恵子通信員】琉球料理の第一人者、山本彩香さんを講師に迎えた琉球料理の講演会と試食会が14日、ロサンゼルス郊外ガーデナにある北米沖縄県人会館で開催された。山本さんは、講演会に先立ち、全米に日本食レストランを展開するカツヤグループの上地勝也さん(那覇市出身)や婦人部のメンバーとキッチンに立ち、フーイリチーやミヌダルを調理した。

キッチンで調理指導に当たる山本さん(左)と補佐する上地さん(中央)=ガーデナ市の北米沖縄県人会館

自然食品エキスポへの出展の手応えを語る沖縄海塩研究所の小渡さん

キッチンで調理指導に当たる山本さん(左)と補佐する上地さん(中央)=ガーデナ市の北米沖縄県人会館 自然食品エキスポへの出展の手応えを語る沖縄海塩研究所の小渡さん

 山本さんは「琉球料理と和食の違いは、琉球料理は食材の裏ごしをしないこと。繊維をたっぷりいただくことが健康に良い」と説明。その上で「私たちの身体は口に入れるものでできている。もうすぐ81歳になる私は人間ドックでも健康体とのお墨付きを得た」と話した。琉球料理を多くの人に伝えることが生きがいであり、使命だとも語った。在米生活が長い県人会婦人部のメンバーも正統派の琉球料理を実地で学べる貴重な機会だと、感謝した。

 この日、スタッフを数人連れて参加した上地さんは「4、5年前に沖縄の山本さんの店を訪ねたのが最初の出会い。洗練された味が印象的だった。山本さんが実践していた黒ごまを練る技術など、部分的に琉球料理のエッセンスを私の店の料理に取り入れていきたい」と感想を述べた。

 会場には、全米最大級の自然食品の見本市、ナチュラルプロダクツエキスポに粟国の塩とにがりを出展するためにロサンゼルスを訪れていた沖縄海塩研究所所長の小渡幸信さんの姿もあった。

 「マグネシウムを摂取することは私たちの健康に不可欠」と語る小渡さんはマグネシウムが豊富に含まれるにがりを、11~13日の3日間にわたって開催された同エキスポで積極的にアピール。来場者に、水やお茶でにがりを加えたものを飲み比べてもらい、そのまろやかさや味の違いを実感してもらった。

 小渡さんは「驚いたことに『にがり』という言葉を知っている人もいた。熱心ににがりの説明を聞いた後に数本購入した人が後で医者だと分かり、大きな手応えを感じた。来年以降もアメリカ市場進出に向け、商品をエキスポで紹介していきたい」と語った。

 数十年来の粟国の塩の愛用者である山本さんもエキスポでのブースに参加し、自身の体験談を話した。