【浦添】前田小学校(平井りい子校長)で16日、15年以上続いている伝統の田植え行事があり、4年生約80人が前田かりゆし会のお年寄り6人の手ほどきで校内の田んぼに入った。

田植えを体験する4年生=16日、浦添市の前田小

 比嘉太造さん(80)によると戦前の前田地域は有名な米どころで、戦後約20年間は続いていたという。自身も12、13歳の時から田植えを手伝っていた。親富祖正一さん(78)と一緒に「勉強より田んぼだったよね」と懐かしがった。

 はだしで約10メートル四方の田んぼに入った比嘉ののかさんは「なんか足のとこで虫動いてる…」と緊張気味。菅野善雄君は「ヤゴだよ、ほら」とすくい上げた。

 花城慎太郎君は「女子に背中やられた!」と泥がはねたTシャツを指さしてニッコリ。松田愛留さんは、学校支援員の町田恵美子さん(54)に苗をねだり、宮國愛奈さんはからまった苗の根を思いっきりほぐした。石川琉己亜(るきあ)君はパサパサした苗の茎の感触を楽しみ、石川彩楓(あやか)さんは植えられずに残ってしまった根の塊をみて「迷子だ迷子だ」と拾い上げた。

 米の収穫は約3カ月後で、約25キロを見込んでいる。