22日午前8時20分ごろ、全日空が就航している国内50空港全てで、搭乗手続きシステムに不具合が発生した。午前11時半ごろ復旧したが、国内線146便が欠航、391便が遅れ、計約7万1900人に影響した。沖縄県内でも全日空5便と、システムを共有しているソラシドエアの3便の計8便が欠航、両社の計88便が遅れ、計約1万6千人に影響。那覇空港は搭乗手続きを待つ客らで混雑した。

手荷物を預ける人たちで混雑する那覇空港出発ロビー=22日午後0時48分

全日空の国内線システム障害

手荷物を預ける人たちで混雑する那覇空港出発ロビー=22日午後0時48分 全日空の国内線システム障害

 全日空によると、午前3時44分にシステムを管理するサーバー4基のうち1基が停止し、午前8時22分に全て停止した。システム内部の不具合が原因とみて調べている。23日朝までに完全復旧する見通しだが、搭乗機が準備できない2便が欠航する。

 那覇空港では欠航に加えて遅延も相次ぎ、全日空の出発便は最大4時間15分、到着便も最大2時間29分遅れた。那覇空港3階のチェックインロビーは搭乗手続きを待つ乗客で混み合い、長蛇の列は、ビル反対側にある日本航空カウンターのそばまで続いた。

 解消されない混雑に「どこに並べばいいんだよ」と、スタッフにいら立ちをぶつける客の姿も。遅延を知らせるアナウンスが続く中、ビジネスマンは「仕事に支障が出る」とため息をつき、母親は「子どもがぐずり大変」と疲れをみせた。

 全国大会出場のため神戸に向かう予定の浦添高校女子ハンドボール部顧問の喜舎場淳一さんは「生徒16人を引率している。遅れたら現地での練習ができなくなってしまう」と足早に搭乗口へ向かった。

 全日空では2月にも国内48空港の搭乗手続きシステムに不具合が起き、一部の出発便に最大40分程度の遅れが出たが、人為的ミスが原因で、今回のトラブルとは無関係としている。

 全日空によると、カウンターや自動チェックイン機での手続き、搭乗ゲートでの乗客確認ができず、インターネットからの空席照会や予約もできなくなった。同社広報部は「ご心配、ご迷惑をお掛けする全てのお客さま、関係者の皆さまに深くおわび申し上げる」と話している。